
今日は午前中、精神科の通院日だったので行ってきました。僕の場合、強迫神経症という診断を受けていますが、最近は重い症状は出ておらず、多少の症状が出る程度で、日常生活は普通に送れるレベルです。通院や治療のおかげで、以前よりずっと穏やかに過ごせている気がします。でも、ふと思うんです。どうして日本では、精神疾患に悩む人や、悲しいことに自殺を選んでしまう人が後を絶たないんだろうって。
日本社会と精神疾患の現実
日本は、経済的にも文化的にも豊かな国として知られています。でも、その裏側で、心の健康を損なってしまう人が多いのも事実です。厚生労働省のデータによると、うつ病や不安障害などの精神疾患を抱える人は年々増えていて、2020年には約120万人以上が治療を受けていると報告されています。さらに、自殺者数は長い間、年間2万人を超えていた時期もあり、最近は減少傾向にあるとはいえ、2023年でも約2万1000人という数字が残っています。
僕自身、強迫神経症と向き合いながら思うのは、「心が疲れる瞬間って、誰にでもあるよね」ということです。でも、それが積み重なって、どうしようもなくなってしまう人がいる。それって、個人の問題だけじゃなくて、社会全体の仕組みとも関係しているんじゃないでしょうか。
なぜ心が疲れてしまうのか
日本の社会には、独特のプレッシャーがあると言われています。例えば:
- 働き方: 長時間労働やサービス残業が当たり前だった時代が長く続き、今でもその影響が残っています。「休むのは甘え」という考えが根付いてしまっていて、心が疲れていても休めない人が多いんです。
- 人間関係のストレス: 「和を大切に」という文化は素晴らしいけど、空気を読んだり、周りに合わせすぎたりすることで、自分を抑え込んでしまうことも。
- 完璧主義の傾向: 学校でも職場でも、「失敗は許されない」という空気が強いですよね。僕も強迫神経症で「完璧にしないと」と思い詰めることがあったけど、それが心を追い詰める原因になることもあるんです。
最近の僕は、「多少の症状は出ても、普通にできるならそれでいい」と自分に言い聞かせて、少し楽に生きられるようになりました。人生って、もっと適当に、楽に生きてもいいんじゃないかって思うんです。真面目すぎるのもいいけど、肩の力を抜くことも大事ですよね。
自殺に至ってしまう背景
自殺の原因は一つじゃなくて、いろんな要素が絡み合っています。お金の問題、仕事の失敗、家族関係の悩み、そして精神疾患。でも、その根底には「助けを求めるのが難しい社会」という現実もある気がします。日本では、「人に迷惑をかけたくない」「弱さを見せたくない」という気持ちが強い人が多くて、SOSを出す前に限界を迎えてしまうこともあるみたいです。
僕の通院経験から感じるのは、精神科に行くことやカウンセリングを受けることがもっと普通になればいいなってこと。実際、治療のおかげで症状が軽くなった僕みたいなケースもあるわけだし、「助けを求めるのは恥ずかしいことじゃない」ってみんなが思える社会になれば、自殺を選ぶ人も減るんじゃないかな。そして、人生をそんなに頑張りすぎなくてもいい、適当に楽しんでもいいんだって気づけたら、もっと生きやすくなる気がします。
変えていくためにできること
大きな社会問題だから、個人で全部解決するのは難しい。でも、小さなことから始められることもありますよね。
- 話を聞いてあげる: 友達や家族が疲れてそうだったら、「大丈夫?」って声をかけてみる。
- 自分を責めすぎない: 僕もそうだけど、「完璧じゃなくてもいい」って自分に許してあげることが大事。
- 相談できる場所を知る: 精神科やカウンセリング、電話相談(例えば「いのちの電話」)とか、頼れる場所があることを知っておく。
- 適当に生きてみる: 人生って、もっと楽に、適当に楽しんでもいいと思うんです。毎日全力じゃなくても、笑顔でいられる日があればそれで十分。
僕はいま、症状が落ち着いていて、普通に生活できることに感謝しています。でも、そうじゃない人もたくさんいるから、少しでも社会が優しくなればいいなって思います。そして、みんなが「人生は適当に楽に生きてもいいんだ」って思えるようになったら、もっと笑顔が増えるんじゃないかな。
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