
派遣会社からの着信が鳴り止まない日々
昨日も、登録している派遣会社から電話が鳴っていた。
実のところ、平日はほぼ毎日どこかしらの派遣会社から連絡が来る。
ただ、今の僕には電話に出る気力が湧いてこない。
紹介される仕事の多くは、誰もやりたがらないような過酷な現場だ。
だからこそ、僕のような中年にも声がかかるのだろう。
条件の良い仕事は、若い人に回っていく。これはもう、仕方ない現実だ。
派遣会社も人手不足の時代に
一方で、派遣会社も必死なのだと思う。
派遣社員になろうという人が年々減っているらしく、どの会社も人集めに苦戦しているようだ。
僕のような立場の人間にも毎日のように電話が来るということは、
それだけ現場が人手不足になっているということだろう。
「誰かいませんか?」と探し続けているのが伝わってくる。
これから日本の労働現場はどう変わるのか
今後、日本は労働力不足を補うために外国人労働者をより多く受け入れていく方針だ。
すでに受け入れの仕組みや利権のような構造は大手企業の周りで固まりつつあり、
中小の派遣会社がそこに入り込むのは簡単ではないだろう。
結果として、大手以外はどんどん厳しくなる可能性もある。
また、文化や宗教が異なる人たちが増えていくことで、
職場での価値観の違いやコミュニケーションの難しさも今後大きな課題になっていくはずだ。
共存のためには双方の理解が不可欠だが、それが簡単ではない現場も少なくない。
日本の企業はどこへ向かっているのか
最近の日本の働き方を見ていると、
「今だけ、金だけ、自分だけ」
そんな精神で動いているように思えて仕方ない。
企業がどこを目指し、どう社会を作ろうとしているのか、
僕にはだんだん見えにくくなってきている。
日本という国そのものが大きな転換点にあるのかもしれない。
けれど、その変化がどこへ向かうのか、
僕のような人間には、ますます理解しづらい時代になっている。


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