
いつまでも引きこもり生活を続けていても、意味がない。
頭ではそう分かっているのに、なぜか行動に移す気力が湧かない。
昔は、一日働いて、心地よい疲れを感じて、給料をもらって生活していた。
当たり前だったそのループが、今の自分にはもうできない。
それが現実として、はっきりと突きつけられている。
昔と同じループは、もう作れない
今ずっと考えているのは、「どうやったら平常のループを作れるのか」ということだ。
ただし、昔と同じループでは意味がないし、そもそも不可能だと思っている。
体力は落ちた。
世の中の状況も変わった。
若い頃と同じ働き方を前提に考えても、答えは出ない。
だから、今の自分の体力、年齢、そして現実を踏まえたうえで、
どんな生活の循環なら安定して暮らせるのか、それを考え続けている。
痩せていく体と、不安な思考
金銭的に余裕がなくなり、食事はかなり質素になった。
そのせいかどうか分からないが、体重も落ちてきている。
一時期は93kgあった体重が、今は83kg。
痩せたいと思っていたわけではないから、
「もしかして病気じゃないのか」と、ふと考えてしまうこともある。
癌だったらどうしよう、と一瞬思うが、
その一方で「死んだら死んだでいいか」と思っている自分もいる。
この感覚自体が、今の自分の精神状態をよく表している気がする。
若さと体力は、後から気づく宝物
若い頃の体力や健康が、どれほどの財産だったのか。
50代になって、ようやく身にしみて分かる。
体力は確実に落ち、健康面の不安も増える。
髪の毛は真っ白になり、見た目は完全にシニアだ。
50代でも恋人を探している人はいるが、
正直、そういう人たちは相当元気だと思う。
自分はもう、おじいちゃんみたいな感覚で日々を過ごしている。
戻りたい過去と、戻れない現実
肉体労働をしていた頃の自分に戻りたい。
そう思うことはある。
だが、それが絶対に叶わないことも分かっている。
過去の自分を基準にしてしまう限り、今の自分は何も選べない。
では、今の自分に何ができるのか。
それを考えても、なかなか答えは浮かばない。
それでも、考え続けるしかない。
昔の自分に戻れなくても、
今の自分なりの、無理のないループを見つけるしかないのだと思っている。


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