
世の中はAIに向かって、少し狂い始めていないか
最近の世の中を見ていると、正直なところ「恐ろしいくらいに狂ってきている」と感じることがある。
特にAIを取り巻く流れは、どこか冷静さを失っているように見える。
儲かるAIのために、切り捨てられる一般向けパソコン
今、AIサーバーなどで使われる高性能なメモリを作るために、一般のパソコン向けメモリの生産ラインが次々と縮小、あるいは消滅している。
理由は単純で、AI関連はとにかく儲かるからだ。
多くの企業が、現在使われているパソコン市場をそっちのけにして、利益率の高いAI向け部品へと生産をシフトしている。
AI市場の独占は、世界を支配する利権になりかねない
もしこの分野を独占できれば、世界を支配できるレベルの巨大な利権になる。
企業がそこに殺到するのも、ある意味では自然な流れなのかもしれない。
ただ、外から眺めていると、どこか危うさを感じる。
利益最優先の競争が、大きな過ちを生みそうな気がする
利益のために一斉にAI関連へ突っ込み、企業同士が過剰に競い合えば、いつか大きな過ちを犯すのではないか。
人間がAIを支配するつもりで作り上げたものが、気がつけば人間のほうが振り回される。
そんな未来が、まったくの空想とも思えなくなってきた。
太陽光パネルと同じ匂いがするAIブーム
この流れを見ていると、太陽光パネルのことを思い出す。
「環境に優しい」「未来のエネルギー」という大義名分のもと、利益を求めて山を切り開き、自然を破壊した。
そして結果的に、効率も悪く、取り扱いも処分も面倒な代物が大量に残った。
あの時と同じ匂いを、今のAIブームから感じている。
AIは意志を持たないが、知識は人間を超えている
僕自身、AIは遊び程度に毎日使っている。
現時点でAIに意志はないが、知識量は人間の比ではない。
だからこそ、金儲けだけを目的にした歪んだ使い方をしてしまえば、取り返しのつかない事態を招く可能性があると思っている。
軍事利用と止まらない技術進歩への不安
ターミネーターのような話は極端に聞こえるかもしれない。
だが、AIが軍事利用されるのは、ほぼ間違いないだろう。
技術の進歩は、一度走り出したら止まらない。
問題は、そのスピードに人間の倫理や判断力が追いついていないことだ。
AIは本当に人間の未来を良くするのか
AIは便利で、面白く、可能性も大きい。
しかし、利益と競争だけに目を奪われたまま突き進めば、後になって
「なぜ誰も止めなかったのか」
と言うことになるかもしれない。
今のAIブームは、本当に人間の未来を良くする方向に進んでいるのか。
それとも、また同じ過ちを繰り返そうとしているのか。
僕には、少し怖く見えている。



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