日本、エネルギー危機の瀬戸際:天然ガスが先に尽きる前に、なぜイランとの個別交渉を拒否するのか

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日本も今のままだと石油がなくなる前に、天然ガスが先に尽きてしまう可能性が高い。現在の情勢を見ると、特に液化天然ガス(LNG)の在庫が深刻で、政府発表によると電力・ガス会社が保有する在庫は日本全体の消費量に対して約3週間分程度しかない。一方、石油については官民合わせて254日分以上の備蓄があるため、比較的余裕があるように見える。

ホルムズ海峡を通る日本の貨物船、イランが個別交渉で通過を認めるのに拒否する理由

イラン側は、日本の貨物船に対してホルムズ海峡の通過を認める用意を示している。イラン外相のアラグチ氏が共同通信のインタビューで「日本関連船舶の通過を認める用意がある」と明言し、日本側との協議も始まっているという報道があるにもかかわらず、日本政府はそれを拒否しているようだ。

なぜか? それはアメリカへの服従が背景にあると考えられる。現在のトランプ政権はイランに対して強硬姿勢を崩さず、ホルムズ海峡の安全確保を同盟国に強く求めている。日本がイランと個別に交渉して通航を認める形を取れば、日米同盟の足並みが乱れる恐れがある。G7共同声明や米側の要請に沿った対応を優先しているため、個別ルートを活用しない選択をしているのだろう。

LNG在庫の実態:本当に3週間分しかないのか?

日本政府や経済産業省の発表によると、電力・ガス会社が保有するLNG在庫は日本全体の消費量の約3週間程度。特に発電用LNGの在庫は週次でモニタリングされており、最近のデータでも200万トン前後で推移している。これは需給が逼迫した際のバッファとして極めて薄い。

石油は中東依存度が90%を超える一方で、LNGは調達先が多角化されており(オーストラリア約4割、東南アジア、ロシア、米国など)、ホルムズ海峡経由の割合は全体の6〜11%程度に抑えられている。それでも、カタールの生産停止や世界的なスポット市場の高騰が起きれば、代替調達のコストが急上昇し、電気料金に跳ね返る。

電気が止まればガソリンスタンドも機能停止の連鎖

LNGは主に火力発電の燃料として使われている。電気が止まれば、ガソリンスタンドのポンプが動かなくなる。製油所や輸送インフラも電力依存が高いため、石油備蓄があっても実質的に使えなくなる可能性が高い。停電が長引けば、社会全体が麻痺する。

アメリカへの過度な服従が日本を危険にさらす

日本はエネルギー安全保障の観点から、アメリカに過度に依存しすぎている。イラン情勢が悪化する中、個別交渉を拒否し続ける姿勢は、国民の生活を犠牲にしていると言わざるを得ない。もしホルムズ海峡の混乱が長期化すれば、餓死者続出の事態も現実味を帯びてくる。

そうなったら僕は、もう死ぬのを大人しく待つスタイルを取るしかないだろう。他人の食料を奪うような人間が出てくるのも時間の問題だと思う。

イラン・イスラエル・アメリカの情勢:改善の見込みなし

現在の米・イスラエル・イラン戦争は、2026年2月末の攻撃開始からエスカレートを続けている。ホルムズ海峡は事実上封鎖状態で、トランプ大統領は発電所攻撃を示唆するなど強硬姿勢を崩さない。イラン側も報復を繰り返し、状況が良くなる要因が全く見当たらない。トランプ政権が急に「おかしくなった」わけではなく、元々そういう性質だったことに、多くの人が気づいていなかっただけだろう。

日本はもっと自立したエネルギー外交を進めるべきだ。アメリカに盲従するのも程々にしないと、本当に取り返しのつかない事態になる。

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