
下の階の住人、騒音という名のメッセージ
最近、下の階の住人――年齢的にはおそらく“ババア”と呼ばれる方――の騒音が日に日に激しくなってきている。普通に生活していて生まれる音のレベルではない。明らかに「あてつけ」としてやっている可能性が高い。
ウーウー唸るような声、戸を何度も思いっきり開け閉めする音、部屋の中をドスドスと歩き回る音――これらが毎日繰り返される。こちらとしては特に何もしていないが、彼女の中では何かがスイッチオンしてしまったのだろうか。
老人と沸点の低さ
高齢者というのは、時に驚くほど沸点が低い。こちらが何もしなくても、「存在している」だけで怒り出す人もいる。そういう意味では、この下の階のババアもその典型なのかもしれない。
たとえ騒音が意図的なものであったとしても、「年だからしょうがない」と思うようにしている。怒っても、逆上しても、こちらの心がすり減るだけだ。理不尽を受け流すのも、一つの処世術だろう。
我慢を選ぶ理由
騒音が続けば、普通なら管理会社に相談する人も多いと思う。でも、そこから先は面倒な展開が予想できる。言った言わないの水掛け論、逆恨み、あるいはさらにエスカレートする可能性もある。
だからこそ、僕は「我慢する」ことを選んだ。いちいち反応していたら、身がもたない。外で働けば、昼間の騒音なんて関係なくなる。それを神様が「そろそろ外に出ろ」と暗に伝えているのかもしれない……そんな妄想すら浮かんでくる。
騒音の裏にある目的?
騒音に意図を感じるのは僕だけだろうか。もしかしたら、彼女は“住人追い出し”を狙っているのかもしれない。そうでなければ、ここまであからさまな音を立て続ける理由が見当たらない。
もはやただの生活音ではなく、「お前がここにいることが気に入らない」という無言の圧力にも思えてくる。だとしたら、僕はその罠に引っかかって退去するような真似はしない。あくまで冷静に、淡々と、騒音に負けないメンタルを保つだけだ。
心を乱されない強さを
世の中には、色んな人がいる。理不尽で、意味不明で、時に悪意すら感じるような人もいる。だけど、そんな人のために自分の心を乱すわけにはいかない。
僕は僕の暮らしを守る。それが一番大事なことだと思っている。


