職場適応の限界:年齢がもたらす壁

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会社に入社して、職場環境に適合できる年代ってのは20代、遅くても30代前半までだと僕の経験上感じる。20代ってのは頭が柔らかくて飲み込みも早いので、仕事もどんどんできるようになっていく。そして、社会経験が少ないゆえに、どんな職場でも受け入れることができる。

30代過ぎていると、頭も固くなってきて仕事が覚えられなくなってきます。そして社会経験もある程度してきているので、自分自身のこだわりやプライドを持ってしまって、職場環境もなかなか受け入れられないし、人間関係でも自分が気持ち的に引くことができないので、ストレスを溜め込む。

僕も社会人になって初めて就いた仕事が、電子部品関係の仕事を正社員としてやっていたが、自分でプログラムを作ったし、自動機の学校が甲府にあるのだが、何度も勉強に行かされてプログラムの作り方とか、機械のオペレートやメンテナンスの仕方を強制的に覚えさせられた。

その会社でその機械の知識を持っているのは僕しかいないので、覚えないと生産ができなくなる状況だった。社員それぞれ受け持っている機械が違い、それぞれの社員が受け持っている機械は自分しかわからない状況だった。僕が一番多く機械を受け持っていたときは9台あった。6年くらい務めて、急に応接室に呼ばれて経営悪化でリストラになりました。その後その会社はなくなった。

今の僕が、そういう仕事をするのは無理。100のうち1も機械のことは覚えられないだろう。それくらい僕の50歳を迎えた脳は劣化している。そして頭も固まっちゃってるので、職場環境や人間関係も馴染むことはできない。この状況では入社したところで継続して仕事を続けられない。だから、最近就活もする気が起こらなかった。入社したところで先が見えているし、おまけにワーキングプアにもなる。無駄に就活をやりまくったり、入社してもすぐに辞めてしまうようでは、行動していても精神が参るだけになる。

僕は今は、会社組織ってのが好きではない。会社組織ってカルト的な部分もあるよね。変な習慣があったり、頭のネジが数本抜けている上司や先輩がいても、下っ端は逆らうことはできず、従わなければいけない。最近になってそういう上司や先輩ってのが増えてますよ。だから嫌なんだよね。とにかく下っ端にマウントを取りたくてしょうがない。ホントにそれだけの人が多いのよ。そして僕はいつもそこで、ヘコヘコしながら働く。僕はこういうことを結構長くやってきた。

20代で正社員として働き始めれば、そういうのも受け入れることができて、それが普通だと思える脳みそを持っている。やがて40代になると下っ端に同じことをやってしまうんだけどなw 今の40代50代が、親の世代に圧力かけられながら働いてきたから、今同じことを下っ端にしてしまう人が多く、それで人員が集められないことも結構あるようだ。

僕も若い頃全盛期だった頃は、下っ端にパワハラしていた側です。そのまま正社員として働き続けていたら、下っ端に圧力をかけまくる上司になっていたと思う。正社員の道を外したから、ヘコヘコ人生になってしまったけど。僕はパワハラもしたし、パワハラもされたので、両者の状況がわかります。

一つの会社で長期で働くとしたら、遅くても30代前半までです。それ以降は無理。そして僕は50代w 今更どんなに焦っても無理なんですよ。ただその無理の中でどうするかを編み出すのかってのは50代だからできることで、そこが人生の面白い部分になるのかもしれない。そこで諦めたら自殺するしかなくなるからね。

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