人材不足時代の現実

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昨日応募した派遣の仕事の面接が明日に決まりました。ただし、電話での話を聞く限り、その仕事は辞退することになるだろうと思います。毎日3時間の残業があり、毎週休日出勤があるそうです。今の僕にはそのような条件で働くことは難しいと感じます。

とはいえ、派遣会社なので、面接に行って別の仕事を紹介してもらえるかもしれません。ネットで求人検索をしていたところ、その派遣会社が持っている他の仕事もいくつか見つけました。

仕事探しをしていて感じることは、今の時期に求人を出している仕事は、いわば売れ残りのようなものばかりです。人が逃げてしまい、更に人員不足で労働環境が悪化している会社ばかりです。

僕が30代後半くらいの頃は、ブラック企業に何度も出くわし、面接に行っても小馬鹿にされることが多かったです。同じような体験をしている就職氷河期世代の人も多いでしょう。今になってそのつけが回ってきているような気がします。

社会から弾かれた就職氷河期世代が、スキルも身につけられないまま中年になり、どの会社も採用したがらない状態になっています。企業は若くて賢い人材が欲しいが、なかなかそんな人材は見つかりません。その間に、どんどん人材不足が進み、仕事が回らなくなっていくのです。

僕の人生も詰んでいますが、世の中も詰んでいるのだと思います。派遣会社が増えてしまっている理由は、他にやれる商売がないから、ピンハネ業をするしかない状況になっているのでしょう。

今の日本には生産性の高い業界が一部しかなく、ほとんどの会社が赤字続きです。現時点では日本の企業の73%以上が赤字企業です。無理に会社を作っても、今の日本ではすぐに潰れてしまいます。

安い賃金で奴隷のように働く人材がいないと、この国は維持できません。その奴隷のような人材も不足してきているのです。こういう世の中では、やはり会社に頼らず、個人でお金を稼ぐことが重要だと思います。

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コメント

  1. 50代おじさん より:

    日本では大多数の企業は50代男性を人手として勘定しません。人手不足がどれほどひどくなっても50代男性にはまともな仕事はまわりません。

    大企業の工場に勤めたいなら地方がお勧めです。地方工場の人手不足は危機的な状況で、大手企業の工場でも派遣社員すら集まらない状態と聞いています。